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オープン地理データの活用アイディア

一般社団法人オープンストリートマップ・ファウンデーション・ジャパン

代表理事

三浦広志

オープンストリートマップ(OSM)って何？

フリーなWiki地図　プロジェクト
世界的伊能忠敬　プロジェクト
オープン地理データ　プロジェクト
世界100万人が制作活用に参加するプロジェクト

OSMによく有る誤解

Google MapsやYahoo!Mapのようなものでしょ
道路地図でしょ

世界中　皆で作成中

何を使えるか、何ができるか

主題図の背景地図として利用する。
ボランティア（マッパー）が作成した地理データ（データベースの中身）を利用できます。
地理データベースへ APIを通じてクエリーできます。

ライセンス

既定の背景図はCC-BY-SAです。
DBは、Open Database Lisence(ODbL)に従います。

ODbL

第三者サービスを利用する

例： MapBox

自らデータを使う

データベースとデータアクセス APIの提供

Planet.OSM 全世界のデータがXML DUMP形式などで取得できます。
XAPI, Overpass API: 全世界のデータを、条件指定で取得できます。

Planet.OSM

XMLのデータサイズは、全世界で200GB程
データベース管理システムに取り込んでデータ処理ができる
ただし、Xeon 4core 16GBマシンでPostGIS取り込みに１週間かかるとの報告がありました

XAPI

条件を指定して、Web経由でデータを取り出せます。 RESTfulなアクセス可能です。

Overpass API

極めて複雑なクエリーを広範囲に行えます。 XML風、JSON風のクエリー言語Overpass QL で検索可能です。

LODとして活用

OSMが持つ地物の、位置ｘ属性　のデータと、　各種のオープンデータをJOINさせる
OSMの部分データを抽出して、知見をとりだす

OSMらしいデータ

世界最大の貧民街KIBERA
イスラエル　ガザ地区のマップデータ
東日本大震災浸水状況のマップデータ
駐車場データ、コンビニデータ、レストランの種類、教会の宗派、etc.
あらゆるデータが、タグとして含まれます。

最後に

OSS的なDBデータそのものを提供しています。詳細は以下へ。

OpenStreetMap http://OSM.org/